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その辛い首こりは、もしかしたら頸椎症かも知れませんよ

 

毎日、首や肩が辛くて悩んでいませんか?

パソコンやスマホの長時間使用が増えた生活の中で、慢性的な肩こりや首こりに悩む方、何をしていても、何もしていなくても、首が痛い方、

 

それ、もしかしたら・・・

頸椎症になってしまっているかも知れませんよ。

 

 

 

頸椎症とは?


加齢や姿勢不良からくる、頸椎の変形、椎間板のズレ、椎関節の変形、靭帯の肥厚という変形によって痛みを生じます。

 

頸椎症の症状とは?

 

初期の頃なら、肩こりや首こり、症状が進んでくると、首の痛み

 

痛みが出るようになると、首を動かしづらくなり、頸椎にある「神経根」が圧迫される事によって、腕や手にしびれが出るようになります。

 

 

頸椎症の原因は?

 

ハッキリとした原因は、明らかになっていませんが、加齢や姿勢の悪さ、同じ姿勢を続ける事によって、頸椎の変形や椎間板の変形などによって、神経を圧迫される事で起こります。

 

骨と骨の間にある、クッションの役目をしている椎間板は、コラーゲン線維で出来ています。

加齢による衰えや、重い物を持つ、同じ姿勢を続ける、姿勢が悪い事で椎間板に負担が掛かります。

 

 

 

頸椎症は、

 

頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)

頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)

の2つに分かれます。

 

 

 

頸椎症性脊髄症の特徴は、

・60歳以上に多い

・肩や腕だけでなく、足にもしびれなどの症状が出る

・両手に症状が出る

・神経根症を合併する事も多い

(脊柱管が狭くなり、神経根の出口を圧迫する事がある為)

・服のボタンがかけられない、お箸を使えなくなるなど、細かい指の動きが出来なくなる

 

 

頸椎症性神経根症の特徴は、

・左右、どちらかの腕に症状が出る

(両方同時に症状が出る事は少ない)

・頸椎の上部(C1~C4)の神経が圧迫されると、頭痛やめまいなどが起こる

・頸椎の下部(C5~C7)の神経が圧迫されると、腕や指にしびれが出る

 

 

 

頸椎症のセルフチェックポイントは、

 

1.動かしていない時でも首周りが痛くなる

2.頭痛が酷い

3.いつも肩がガチガチに張っている

4.首を回せない、回すと痛い

5.腕を上げづらい

6.手がしびれる事がある

7.首を動かした時に、コキコキと音が鳴る

 

1~3個 頸椎症の可能性があり

4個以上 頸椎症の可能性大

 

チェックが多く当てはまった方は、一度、整形外科での診察をお勧めいたします。

 

 

整形外科での治療方法については、様々な種類がありますが、担当の先生にご相談下さいね。

 

 

 

頸椎症も、元は姿勢の悪さや日々の悪い習慣による、筋肉の凝り(血行不良)から始まっています。

 

悪い姿勢を続けている事で、筋肉が凝り、くっついている骨を引っ張り合う事で頸椎に歪みが生じます。

だから、頸椎症の緩和にも、首や肩の凝りを解す事は、とても有効的なのですよ。

 

 

神経への圧迫を緩和する事で、痛みやしびれなどの症状も改善していきます。

 

たとえ、骨の変形(骨棘)があったとしても、その骨を覆っている筋肉が柔軟性を取り戻せば、症状は緩和してくるのです。神経への圧迫を弱めてあげれば、症状が消える事にもなりますよ。

 

なので、頸椎症にならない為にも、頸椎症の辛さを緩和する為にも、まずは早めに首や肩の凝りを解消する事!

これが大事です。

 

出来るだけ、首や肩を温めたり、筋肉の凝りをマッサージで解消するなどして下さいね。

 

 

ただし、ご自分で首の筋肉の凝りを解消する為に、強いマッサージはキケンです。

首には、沢山の血管、神経が通っています。そして、首の筋肉が背中や肩と違って細いです。

 

辛いからとグリグリ揉む事は、細い筋肉を断裂してしまったり、神経に支障を与える可能性もあります。

ご自分で解される時には、少し物足りないぐらいの優しさで解すようにして下さいね。