超高齢化社会と言われている日本。
今や、70歳以上の高齢者の中で、
4人に1人は認知症だと言われています。
認知症とは？
認知障害の一種であり、後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が不可逆的に低下した状態である。
70歳以上の人工において、2番目に多い障害疾患である。
現代の医療において、認知症を治療する方法は、まだ見付かっていない。
今、高齢者の4人に1人と言われていますが、これから高齢者が増えるにつれ、その比率も確実に増えていきますね。
ワタクシの両親も80歳を超えています。
まだ、認知機能には問題が無いように思いますが、やはり年齢と共に、物忘れが多くなってきたり、同じ話をする事が増えたなどの老化現象は見られます。
49歳のワタシでも、物忘れが多くなってきて、娘から注意される事もありますのでね。
人の老化現象として当たり前の事だと思います。
ただ、認知症になったら、介護をする家族は辛いですね。
もちろん、認知症を発症したご本人さんが一番辛いと思います。
思い出せない事が増えてきて、同じ事を何回も繰り返して聞いてしまう。
そうすると、家族からイライラされたり、叱られたりする。
「もう！お父さん、さっきも言ったでしょ！」
でも、ご本人さんからすれば、その「さっき」を覚えていないから、なぜ？娘が怒っているのか？を理解出来ない。
症状が進行してくると、その怒っている人が、誰だか分からなくなる。
知らない人が、自分の家に居て、なぜか怒っている。
これって、ご本人さんからすれば、恐怖ですよね？
でも、自分の事を忘れられた娘からしても・・・とても辛い事ですよね？
子供は、自分が小さかった頃の親を覚えている。
人が老いていく事は、当たり前の事だと理解していても、自分の親が、「こんな簡単な事も出来なくなっている！」その事を受け入れる事が難しいのですね。
ワタシも、いつか、両親がワタシの事を忘れてしまったら・・・
そう思うと怖いです。
認知症にならない為には、どうすればいいのだろう？
残念ながら、まだ認知症を治す方法はありません。
確実な予防方法もありません。
でも、近年言われているのが、脳から出る老廃物＝脳のゴミ
この物質（アミロイドβ）の排出がスムーズに行われていれば、アルツハイマー型の認知症になるリスクは抑えられる。
私達の身体は、常に代謝をしていますね。
新しい細胞が生まれて、古い細胞は老廃物として体外へ排出される。
皮膚も、古い皮膚は垢となって剥がれ落ちる事で、新しい肌が表面へ押し出されてくる。
24時間、365日、ずっと働き続けてくれている脳も、当然のように代謝をしています。
脳からも老廃物が排出されるのです。
その老廃物を排出する為に必要なのが、【睡眠】と【脳脊髄液】です。
人の司令塔でもある、脳も代謝し、細胞が修復されないと生きていけません。
でも、起きている間には、細胞修復は行われないのです。
睡眠時にだけ、脳は修復作業を行っているのです。
起きている間は、活動の為に働いていますので、深い眠りに落ちている間だけが、脳の自己修復タイムなのですよ。
その時に、排出される老廃物を体外へと運び出すのが、脳脊髄液の役目です。
脳を包んでいる液体、脳脊髄液は、その時の通り、脳から脊髄を通っている液体。
頭蓋骨と骨盤を繋いでいる、背骨の中を通っている脊髄。
脳脊髄液は、脳から仙骨（骨盤）までを循環しつつ、老廃物を排出しているのです。
だから、仙骨（骨盤）から背骨、頸椎に歪みや深い凝りがあると、脳脊髄液の循環が悪くなってしまいます。
そうなると、脳の周りに老廃物が溜まってしまう事になり、認知症のリスクを高める。
脳の働きを悪くしてしまうのですね。
そして、そもそも、深い睡眠を得る事が出来ていなければ、脳から老廃物を排出する事さえ出来なくなってしまいます。
認知症は、高齢者になって発症しますけれど、そのリスクはもっと若い頃から始まっているのです。
高齢になって、睡眠の質が低下して、急に発症するのでは無いのです。
脳の周りに老廃物（アミロイドβ）が徐々に溜まっていき、高齢になって代謝機能が低下、脳の機能も低下する事で発症するのです。
だから、40代になったら、自分の将来の事を考えて、
認知症リスクを抑える為にも、睡眠の質を見直していかないとダメですね。
骨盤から頸椎までの歪みを整えて、脳脊髄液の循環をスムーズにし、脳を締めつけている筋肉（筋膜）を緩めていく事で、睡眠の質を高めていきます。
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