· 

自律神経のスイッチを上手に切り替える

 

 

自律神経には、それぞれ別の働きをする交感神経と副交感神経があります。

 

交感神経は、アクセル

副交感神経は、ブレーキ

と、ほぼ反対の役割を果たしてくれている訳です。

 

なので、必ずどちらかが優位に働いている状況になる訳ですね。

 

アクセル踏みながらブレーキなんて掛けてたら・・・

 

壊れちゃいますからね。

 

 



私達が、なんの意識をせずとも、例えば外気温が高くなってくれば、汗をかく事によって体温を下げる。血管を広げて血流を良くする、血管を狭めて、血流を制限する。排尿、排便など内臓の働き全てが、私達の意思では無く自立神経の働きによってコントロールされています。

 

 

なので、自立神経失調症やうつなどの傾向が強くなってくると、便秘、下痢、むくみ、冷え、不眠や過眠もそうですね。この辺りが一番に乱れてきます。

 

 

これは、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかなくなっている証拠です。

 

アクセル踏みながら、必死にブレーキも踏んでる状態です。

 

 

 

 

 

 

 

前回、自立神経を整える時に何をすればいいのか?を書かせて頂きました。

 

 

1. 正しい生活習慣

2. 適度な運動

3. 睡眠の質向上

4. 腸内環境の正常化

5. こまめな水分補給

 

 

 自律神経を整えつつ、交感神経と副交感神経をその時、その時で上手に切り替える事も大事なんです。

 

 

例えば、朝から仕事や学校へ向かう、その時には交感神経に働いてもらって、アクセルを踏む!勢いとヤル気を補う!

 

けど、夜になって自宅に帰ってきても、ずっと興奮状態、ヤル気が続いてても困るよね。

「いつ休むんだ?」

ってなっちゃうし、その状態のままだと深く眠る事も難しくなってしまう。


質の良い睡眠を得る為には、必ず副交感神経にスイッチを切り変えて、心身共に睡眠モードに入らないといけない。

 

 

よく、「スマホは眠る1時間前には見るのをやめましょう!」って書かれていますよね?

 

「スマホの光、ブルーライトが昼間の紫外線と同じ強さの光になるから、昼夜が逆転するので睡眠の質が低下する」

この説をお話すると

 

「ブルーライトカットのシート貼ってるんで大丈夫っす!」

「ブルーライトカットのメガネ使ってるんで大丈夫っす!」

 

って言われた事があるんですよ。不眠の悩みで来られた方、何人かにね。

 

 

いやいや、ブルーライトカットのシートを貼っていようが、眼鏡を使っていようが、視覚から入る光がゼロになる訳じゃない。

 

あと、視覚からの情報っていうのは、脳を物凄く働かせる訳です。

 

「真剣に記事を読んだりしていないから大丈夫」「何となくボーっと眺めているだけやから」

と思っているかも知れませんけど、自分自身の意識としてはそうであっても、脳は違うんです。

 

今、視覚から入ってきている情報が、いるのか?いらないのか?を判断します。必死に働いてくれている訳です。

 

その間って、決してリラックスモードには入らないですよね?副交感神経には切り替わらないですよね?

 

 

だから、スマホは寝る前、1時間が難しいのなら・・・

 

せめて、30分!交感神経から副交感神経に切り替わる為の時間を作ってあげてくださいね。